風来坊〜毒ガス島編〜

1週間近く経ってしまいましたが、放浪記の続きをば。

8日は広島市内を始発で出発し、大久野島へと行きました。
この日は移動距離が多かったので、何度かに別けて書こうと思います。

大久野島へは、忠海という駅からフェリーで10分程。
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瀬戸内海に浮かぶ小さな有人島です。
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うさぎの島として有名で、もふもふ達と戯れてきました。
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かわえぇー!!

私ですか!?ええ、好きな動物はウサギです!
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餌を持っていると沢山集まってくるのです。

ボスキャラの何羽かが食い意地張っていてガツガツくるので、ひねくれ者の私は追いやられているウサギの方に何とかして餌をやろうと躍起になるのでした。

ボス達
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追いやられる子に餌をやるの図。f:id:mgmsmi0429:20170114044032j:plain


そんなふわふわした島ですが、
実は黒歴史があるのです。

これを黒歴史と呼ばずに何としよう。


かつてここで、大量の毒ガスが造られたのです。

その時の様子を資料館で知ることが出来ます。
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中は撮影禁止なので写真は撮っていないのですが、インターネットで調べると出て来ます。



日本軍の毒ガスは、第二次世界大戦日中戦争において、中国で使われたそうです。

終戦後には大量の毒ガス弾が中国に破棄されました。

この事を日本はずっと隠蔽してきましたが、近年になって公に認める様になりました。

国際的な条約により、日本軍が中国に破棄した毒ガスの処理を、2010年から開始。

今現在、毒ガス弾の処理が進められているそうです。

酷いもんで、人ん家の庭を荒らしてゴミを撒き散らして帰って来たのが、過去の日本です。

ただ、こう云った事は日本だけでは無いし、それ以外にも戦争にまつわる暗い過去は山ほど在りますから、
1つの事柄だけを持ってきて何だかんだと言う事は出来ません。

旅の途中から、
私の心に引っ掛かってまとまらない、大きなもやもやが在りました。
なんとなくつながってまとまったかも知れない。

負の遺産を消そうとする事、
1つの事を正しいと思う事、

では無く、

受け入れる事、
色んな角度から見る事、

それから、全てに思いやりと寛容が必要だ。

もっともっと必要だ!

今夜の金曜ロードショーナウシカを見て、より一層思うのでした。

考え方は十人十色。

私の正義は誰かの悪になり得ると云うこと。


まだまだ勉強する事が沢山だなと改めて感じます。

宇宙の神秘から人間の所業まで、世界は沢山の秘密に覆われているなぁ。

私は、色んな事が知りたい。


ナウシカと言えば家族揃って好きなので、ビデオが擦り切れる程見ました。

ナウシカを見て育って
私はあれを背中にくっ付けたまま大人になったんだな。


家に本も有りましたが、当時幼かったので私は本には手を出しませんでした。
大人になって読んだ時、新しいストーリーに驚いたものです。

そんなところでしょうか。

暗い過去にご興味のある向きには、webに詳しく書いた記事が出ております故、ご覧下さいまし。


大久野島について
http://dokugas.server-shared.com/

広島と平和記念公園について
http://blog.livedoor.jp/shiderz402-seikei/archives/8295232.html?p=2





ところで今月末から中国に行くことにしました。

中国に行く事など考えた事も無かったのですが、私は変わったんだな、と。

次のステップへ、
友達が、歴史が私を呼んでいる。

王蟲との交流

王蟲との交流

  • 久石 譲
  • サウンドトラック
  • ¥250

それでは皆さま、お休みなさいませ。

風来坊〜広島編〜

7日、青春18きっぷの旅3日目。

始発で小倉を出て、広島の宮島口に向かいます。

今回、山口は通過しました。

山口は背中側か、萩・津和野辺りに行きたいので、次回島根・鳥取の旅の時にでも。
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車窓から、山口の田園風景。

宮島口からJRのフェリーに乗り換えます。

青春18きっぷJR宮島フェリーにも有効なのです。
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朝は潮が引いていて、鳥居を見に目の前まで行きました。
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厳島神社は見ませんでした。
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厳島神社入口付近を左に登った「千畳間」と「五重塔
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その後厳島神社より島の内側にある寺院郡を見て廻りました。

「大聖院」
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こちらは曾て豊臣秀吉が盛大な歌会を開いたという場所。

「聖ミカエル像」が飾ってあります。

なぜだ。
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正面はこんな、彫りが綺麗だわー
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上から観ても美しい。
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包丁縁の地なのでしょうか?

なぜ包丁のおこりが記されているのか分かりませんでしたが、勉強になりました。
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大聖院には、インド仏教とかミカエル像とか、色々が交ざっていて面白かったです。
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鐘を撞いたり
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町並みを見たり
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手焼きの紅葉まんじゅう屋さん「ミヤトヲ」でおやつを食べたり。

チーズが美味しくて、2個目を買ったらほくほくの焼きたてでした。
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午後1時頃に宮島を出て、広島駅へと向かいます。

本日の宿は「ゲストハウス 花宿」さん

荷物置き場が使いやすい宿でした。

今迄のゲストハウスの中で一番欧米の方が多かったです。

 

荷物を置いたら目指すはお好み焼き。

広島出身の人にお薦めを聞いたので、観光をしながらお好み村方面に向かいました。

広島城
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原爆ドーム
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この川に沢山人が流れていたのか。

そしてこの公園を造るために住人は退去させられたのか。

云々、と感慨に耽りました。
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そしてまた鐘を撞く。
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原爆ドーム厳島神社も、観光地化していて何だかなぁ。

カモメのジョナサン完全版を読んだ影響で、今日も今日とて宗教について、偶像や象徴的な場所について考えるのでした。

そんなこんなで目指すお店に到着「お好み焼き もり」さんにて、そばの肉玉。
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昔ながらの地元民が通うお店。

狭い店内には鉄板が1枚、一方にはお店のお姉さん、他の三辺にお客さんが合わせて四人座れ、鉄板とヘラで食べる、これが昔ながらの広島お好みスタイルだそうです。

後ろに会議テーブルがあり、お皿で食べることも出来ました。

私は折角なので鉄板で。

ペロリと平らげ閉店間際だったのですぐに御暇致しました。美味しかった!

 

もう一軒のオススメの店が開くまで、まだ一時間半有るので、本屋にでもと思い歩いていると、
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ステレオだ!

あら、どーしよぅ

 

此処で会ったが何かの縁。ちょっくら覗いて行きますか。

と言う訳で、

気が付けば二時間が経っており、レコードを買って店を出た時にはお好み焼き屋が開いている時間だったので、本屋は止めて2件目のオススメ「中ちゃん」へ。
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活気があってちょっと良い大衆酒場と言った感じ。

少々予算高めですが、美味しくてボリュームがあるので何人かで行くと楽しめるかと思います。
勿論一人でも。
ねぎ焼きと蒸し牡蠣を頂きました。

 

流石の地元民オススメとあって、2件とも文句無しのチョイスでした。

この日も早めに帰って就寝。

 

それでは皆様、ごきげんよう。

風来坊〜大分編〜

6日、青春18きっぷの旅2日目。

始発で南延岡を出て、別府の鉄輪温泉へ。
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街じゃー!街じゃ街じゃ!!
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湯気が出とるぞー!
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鉄輪温泉近くで、お土産のお酒を発送したりしていたら、あっという間に時間が過ぎていました。

 

そんな訳でお昼前に観光を開始。

地獄温泉の通りを散策しました。

こちらは飲用温泉です。
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塩気が少しと、硫黄の香りがしっかりして、とっっても飲みにくい。
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街の至るところからもくもくがあります。
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海地獄
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海地獄の敷地内にあった、血の池と同じ赤い温泉。
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海地獄の足湯
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スタタタたー!と早足で見てきました。

 

何せ、足湯と見るだけの温泉ですから何とも勿体ない。

折角のいい温泉なので是非とも入りたいものです。

 

足だけじゃ別府まで来た意味がないので、温泉施設に行きました。

バスでちょっと下ると、落ち着いた山間の温泉が有ります。
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別府8湯「柴石温泉」

蒸し風呂はとても気持ち良くて、顔がじんじんして血が巡るのを感じました。

露天はぬる湯で、クールダウルするのに丁度良かったです。

その他内湯が2つ、熱いのと普通のと。

 

そこからすぐ、歩いて行けるところに血の池地獄があります。

赤というよりオレンジ色です。
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沈澱した湯の華が赤くて、お湯自体は澄んでいました。

海地獄のと同じなので、あれだけでも良かったかもー。

血の池地獄の向かいにあった酒屋さんで地ビールを購入。

ブラウンエール
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物凄いすっきりした後味で、ホップも程よい苦味で、がぶ飲みタイプの飲みやすいエールです。

アルコール度数5%

これはなかなか美味しい。

そんなこんなで気が付けば3時。

別府から2駅先の亀川駅まで行き、電車に乗って小倉へと移動しました。

 

宿は「小倉リトルアジア」

鹿児島と比べると設備が断然良いです。

この日も荷物を置いて夕食に繰り出しました。

そもそも宿のある場所が繁華街なので、一度外に出ればお店がひしめいています。

 

提灯居酒屋の多いこと。小一時間散歩して「一心」という焼鳥屋さんに入りました。

化も無く不可も無く、ちょろっと焼鳥を食べて出ました。

どうしよっかなぁ、帰ろかなぁー、と思っていると、「森鴎外旧家」の標識が!

ななな、なんだと!!!

そいえば、北九州にも住んでたな。

何と、繁華街の真っ只中に有りました。

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夜なので見学出来なかったのですが、ここがあの「二人の友」に出てくる場所かぁ、と写真撮りまくるのでした。

ラーメンを食べて早々に帰り、この日は早めに就寝しました。

 

因みに小倉のブックオフには鴎外の本は殆んど有りませんでした。そんなもんかいな。

 

次回は遂に九州を抜け出します。

それでは皆様ごきげんよう。

風来坊〜宮崎編〜

5日、この日は遅く起きて10時頃に鹿児島を出発しました。
青春18きっぷを使う、第1日目。

鹿児島中央駅は大きな駅ビルのある繁華街でとても賑わっています。

 

鹿児島中央から、鹿児島駅へ行きました。
一方の鹿児島駅は寂れてのほほんとした駅舎、海と桜島を望む田舎の雰囲気。
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中心地から少し離れると随分違うもんだな、と改めて思うのでした。
市電の折り返し地点となっている鹿児島駅の雰囲気は、なかなかに良かったです。


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さて、日豊本線に乗って宮崎県を横断。
南宮崎日南線に乗り換え、青島で下車しました。

駅から10分も歩くと青島神宮参拝道が島に向かって続いており、細い砂浜の参道を歩いて行くと、両岸に「鬼の洗濯岩」と呼ばれる奇岩を観ることが出来ます。
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この日は曇り空で、漸く冬の寒さを体感しました。
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初詣となった青島神宮で、今年の健康を祈っておみくじを引いてきました。

良いことばかり書いてある吉で一安心。
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帰りにお土産物屋さんを覗いてみると、地元の酒屋さんでオリジナル焼酎を作っているとの事。

試飲をさせてもらい、とても美味しかったので買ってきました。
「びんろう」という銘柄で、紅いもの焼酎だそうです。


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かわいい特急列車に遭遇。

 

帰路は南宮崎まで戻り、再び日豊本線に乗り換え南延岡で下車。
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この日の宿は格安のビジネスホテル「愛宕旅館」さん。
久しぶりの個室に寝間着用の浴衣まで付いてるなんて、素敵。

ゲストハウスに馴れた私には、それだけで大満足です。
愛想のいい女将さんが対応してくれました。

 

そして荷物を置いて夜ご飯。

地鶏の炭火焼きかチキン南蛮を頂きたいなぁ。なんて考えておりましたらば、いいお店に出逢えました。

 

旅館からすぐの提灯系のお店「とり千」にて、もも焼きを頂きました。
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辛いもの中毒なので七味掛け過ぎ。
すごく美味しかったです。

私の知っている鶏の炭火焼きは、代々木公園のフェスで各地の旨いものが紹介されている時に食べた位のもんでしたが、

本場は全然違いました。

生でいける新鮮な鶏肉を使っているようで、柔らかくて臭みが全く無く、皮の歯応えも良かったです。

 

店主の計らいでカウンターの方々と話もして、大いに盛り上がりました。
美味しいご飯と美味しいお酒、フレンドリーな常連さんと賭け事や最近のニュース、各地の土地の話などをして、何となく私の古巣「タラモア」を思い出す雰囲気でした。

 

食べ物も会話も楽しく、とてもいい時間を過ごす事が出来ました。
これだからカウンター1人飲みは辞められないんだな。

たまに出会うこういう瞬間が、外に出る楽しみだと思う。

良い夜でした。

 

それでは、皆様ごきげんよう。

風来坊〜鹿児島編〜

こうして旅をしていると、普段分からない発見があるもので、

自分と他の人と、感覚の違いに戸惑う事もしばしば。

そんなちょっとした事が、過ぎ去ってみると愛しいと思えるのだ。

年が明けてから曇がなかなか切れなかったのですが、4日は久しぶりに綺麗な朝日でした。
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さて、

この日1時半に、屋久島は宮之浦からフェリーに乗り込み、再び鹿児島へ来ました。

 

今回の宿は「鹿児島リトルアジア」と言うゲストハウス。

粗雑ですが駅近激安で、寝泊まりだけなら文句無しの宿です。

前回は町並みを見に出掛けなかったので、夜の繁華街に繰り出し鹿児島の日常に入り込んでみました。

鹿児島中央の駅前から、

コートを風になびかせ颯爽と佇む板垣退助の像を横目に橋を渡り、

かつて黒田清輝桜島噴火の絵を書いた記念の像を過ぎて、天文館の目抜き通りへと。

なんだか像の多い町です。

天文館通りは何処にでもある繁華街。

隠れた名店もチラホラ有るようです。

私好みの小さなカウンターのお店は、年始の休みか大繁盛かで、何処も入店成らず。

小一時間程徘徊して、天文館からの帰り道「居酒屋 助さん」で焼き鳥とつぶ貝をつまみに晩酌しました。

特段美味しいお店、と言う訳では無いのですが、いいお店です。

一人でも大人数でも行けて、安くて安心感のある懐の深い、近所に欲しい居酒屋さん。
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しかしながら、

いかんいかん、これじゃ旅の意味が無いではないか。

私は人と喋りたいのです。

てな訳で、再び鹿児島中央へ戻り、そこで見付けた立呑屋へ。

地元民の集うカオティックなお店でした。

何故か鹿児島でホッピーを飲みました。

 

そして何時ものように夜が更けて行くのでした。

それでは皆様、ごきげんよう。

明けましておめでとう2017

特に書くことも無いけど、新年のご挨拶

 

明けましておめでとうございます。

 

今年も沢山の素晴らしい命が健やかでありますように。

 

色々考えてる事があるけど、まとまらないからそれはそれで。

「カモメのジョナサン 完全版」読みました。

五木フリークの染井さんとしては、やはり、後書きの五木さんの感想が一番面白いんですね。

キリスト教圏の本を読むと疑問が生まれてくるので、聖書を読み直して確認したくなります。

今度松戸に行ったら持ってこよう。

やはり、本を読むのに辞書的な役割として必須アイテムなのであります。

 

今朝職場から撮った、日の出前の朝焼けをお届け。 
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Do You Wanna Dance

Do You Wanna Dance

Do You Wanna Dance

Do You Wanna Dance

  • Tim Timebomb
  • レゲエ
  • ¥150

口永良部島紀行~釣りだけした日、本村温泉~

25日は昼前から港で釣りをしました。

こちらで「えば」と呼ばれるアジを一匹釣りまして。

周りの釣り人の方々も、今日は釣れないね~、なんて言っておりました。

日暮れ前まで釣りを楽しみました。

 

知り合いになったお姉さんが、超人でして、

釣ったそばから神経締めと血抜き、鱗と内臓を取って釣れた魚を私にくれました。

その手捌きたるや、目にも止まらぬ速さ。

弟子にしてください!!

てな具合でした。

 こうやって魚を美味しく食べる術を熟知している釣り人はカッコいい。

 

釣りをしていると、大抵魚の鮮度なんてものは有って無い様なもので、そうして見るとこの方などは同じ魚を釣ったにしても、全く違う代物に為るわけです。

これは食べ物好きにとって大きな違いであります。

 

さて、宿に「そろそろ行きます~。」て電話をかけたところ、

丁度、横で釣りをしていた親子が宿のご主人と息子でした。

こんな偶然に出逢うものか、面白いもんだ。

 

と言っても、島民は100人程しか居ないので、そんなに凄い確率ではないのか知らん。

車で本日の宿「夕景」まで送って貰いました。

夕景さんは素泊まり民宿なので、無事夕飯のおかずが釣れて良かった。

 

荷物を置き、ご飯の仕度をしてから温泉へ。

こちらは本村集落の中にある本村温泉。島で唯一、有人で設備もしっかりしている温泉です。

シャワーも付いてますよー。

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帰ってから、魚づくし定食を頂きます。

 

ところで、屋久島の夜釣りで釣れるのはフエフキダイでは無く、フエダイの仲間でした。

お姉さんに教えてもらいました!

 

オキフエダイとイスズミは半分を中華風に甘辛く煮て、もう半分は塩焼きにしました。

アジは刺身。

イスズミの皮はとてもしっかりしていてどうしても焼くと残しがち。

鍋みたいなのに入れて、煮込んでとろとろにしたら、もしか美味しいのでは無かろうか。
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米も旨かったー!!

 

ここの宿は貸し切りです。

1日一組限定の宿、一人でも貸し切りなのです。

富山のアヴァンダンス同様、貸し切り且つ良い部屋いい景色でした。

こちらは寝室その1

見てないけどもう一部屋あるそうです。
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テラスからの眺め
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居間
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台所
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もう一泊したいところですが、翌日の波予報が4mだったので船が欠航する可能性が高く、26日の10時半、口永良部を後にしました。

夕景でゆっくりのんびり出来なくて残念。

とてもいい奥さまでした。

 

行きも帰りも割と海は荒れていて凄い揺れ、帰りは全体像をカメラに収めるべく、波飛沫に当たりながら島を見送りました。
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おまけ
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翌27日に2度目の訪問

屋久島で珍しいアジアン料理のお店「山カフェ」さんです。

美味しくて、のんびり読書も出来て、お店の人も好い人。

 

Rule My World

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  • キングス・オブ・コンビニエンス
  • ポップ / ロック
  • ¥250

24-25

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  • ¥250

 

それでは、皆様おやすみなさいませ。

口永良部島紀行〜西の湯から寝待へ〜

24、25日と口永良部に行って来ました。

口永良部へは屋久島からフェリーが1日1便。

偶数日は朝の便、奇数日は昼の便が運行しています。

船着き場は私のいる安房地区から車で30分以上の場所、

24日は8時10分発のフェリーで、冬場は始発のバスに乗ってもフェリーの時間に間に合わないのです。

どうしたものかと考え、
前日に宮之浦へ乗り込み、釣りをして朝を待つことにしました。

いわゆる、野営。

やってやりましたとも。

23日は風が強く、防波堤まで行くと更に強風。吹きっさらしで釣りをするのはなかなか過酷でした。

過酷な方が楽しい事もあるのです。
旅行前から良い思い出が出来ました。

次やる時にはテントか寝袋が必要だ。

荷物はクーラーボックスも含めて全て、このお利口さんなリュックに詰め込みました。

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釣りは毎度お馴染み5㎝位のこの魚。
なんてんだろ。
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これかフエダイしか釣れないんだよなぁ。

一応この日も、食べられるサイズの釣果としてはフエダイを一匹釣ることが出来ました。

ぽっかり浮かぶ三日月

下弦の三日月は可愛いなぁ。

夜が明けてフェリーへ乗り込みます。

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1時間40分程で口永良部に到着し宿を確保。

本当は事前予約が必要ですが、如何せん前日の夜中までシフトが出ないので予約出来なかった訳であります。

有難い事に「民宿 山波見」さんが泊めてくれました。
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駄目だったらまた野営しようと思ってたんだが、何とかなって一安心でした。

船着き場からすぐなので釣りには持ってこいの宿です。

この日はひとまず島の温泉巡りをしました。

本村集落から寝待集落を目指します。f:id:mgmsmi0429:20161228081839j:plain

高台から見た本村集落と船着き場f:id:mgmsmi0429:20161228081941j:plain

暫く歩くと別れ道があり、
左手を海沿いに行き、階段を降りると西の湯があります。
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ざざーーん!!

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注:お風呂に入りながら景色は見れません。

混浴のお風呂ですが殆んど人気が無いので普通に入りました。

ヤッホーーイ
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さて、時間も無いのでサクッと入って本命寝待温泉に向かいます。
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それにしてもいい景色。
遠目から見た西の湯f:id:mgmsmi0429:20161228083034j:plain

途中ヘリポートが在りました。f:id:mgmsmi0429:20161228083153j:plain

何だか素敵な景色のいいところ。f:id:mgmsmi0429:20161228083318j:plain
2時間ちょっと歩いた頃、通りすがりの車が何処へ行くのか?と

私が寝待までと言うと、まだまだ遠いから乗せてくれるとの事。やったー!ありがたやー。

車で急な坂道を下っていくと、工事の車が。

口永良部の道はどこも細く、車が行き来かうだけの幅が無いので譲合いの精神で成り立っているのだと言う。

乗せてくれたおじさんに寝待温泉が崖崩れで埋まってしまったと云う新事実を伝えられました。

なんてこった!!

しかし、

岩場を通って窓から入る事が出来れば温泉に入れるそうな。

何だかワクワクしてきたぞ。

さて、坂の下まで来ると、f:id:mgmsmi0429:20161228083627j:plain

温泉は奥の青い屋根だよ。と教えて貰いそちらの方向、海辺に向かって歩いて行きました。

目の前には立神岩、これは一見の価値ありです。何だか威厳があります。f:id:mgmsmi0429:20161228083723j:plain

寝待温泉には湯治小屋もあるんですが、火山の噴火以降使われていないのか、今は利用出来そうに有りません。
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何軒か有るけどどれも閉まっていてボロンボロンの小屋達。
でんわ、と書いてある所は電話boxで公衆電話が在りました。

イメージでは、となりのトトロでサツキが電報受ける時の電話みたいなのが入ってて欲しかったのだが。f:id:mgmsmi0429:20161228160324j:plain
これね。
しかして、 その先に広がるのは海と岩場のみ。f:id:mgmsmi0429:20161228084153j:plain

はて??
温泉がどこか分からない。

暫くうろうろして、一回元に戻り、高台から見てみると、先程教えて貰った青い屋根は湯治小屋を越えて更に奥に在りました。

何と、

湯治小屋の先はこーんな事に。
なるほど、こりゃぁ、あんた。。f:id:mgmsmi0429:20161228084321j:plain

でも、楽しそうーーー!!

崩れた岩場を飛び越えると海岸沿いに温泉が見えました。

入口は無いので、石塀をよじ登る。
この塀をよじ登る。f:id:mgmsmi0429:20161228084435j:plain

昔から石塀を登るのが大好きなんだ、私は。
何故こんなにも心踊るのだろうか。

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さて、問題のお風呂です。
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思った以上に埋まっていました。
ドアの下半分は土砂に埋もれていて、窓がかろうじて出入り出来るのみとなっております。

大抵の人は引くと思うので、温泉マニアでどうしてもじゃない限りオススメしません。
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が、しかし

やはりお湯は抜群でした。
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こんこんと湧き出づるお湯よ…嗚呼。
人の欲望なぞ遥か越えた自然の営みよ。

火山をよって出来る温泉がまた噴火によって崩れ、地球のリズムはその一定のサイクルを永遠に守っているのみなのだ。云々

なぞと物想いにふけるのでした。

見よ、この湯の花を。f:id:mgmsmi0429:20161228085058j:plain

電気点かないし人気も無いし、壁は薄汚れていて、何だかちょっと恐いんだけど、入れて良かった極上温泉でした。

アトピーが治る事で有名だそうです。
温泉成分表は有りませんでした。
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屋久島はアルカリ、西の湯は中性だったのに、寝待だけ酸性泉なんだな。


帰りはトコトコ歩いていると、トラックとすれ違いました。
行きに通った工事現場の人でした。

もう少し行くと、トラックが待っていてくれました。
この先の坂の上まで車で乗せて行ってくれると。
なんとまぁ!優しさあふるる事。

1番の難所の坂を行きも帰りも車に乗せて貰い、本当に助かりました。

残り2、3時間の道のりを元気よく歩いていると、何だか素敵なお家を発見。

寄ってみると「民宿 くちのえらぶ」さんでした。

とってもフレンドリーでパワフルな楽しい奥さまが居て、小一時間程お茶を頂いて話をしました。

入った瞬間に安心するような、何だかとっても落ち着く場所でした。

さて、遅くなる前に帰宅をば。

何だか沢山あるこの枯木、太陽の塔を連想するのは私だけだろうか??f:id:mgmsmi0429:20161228085535j:plain
写真で切り取ると盆栽の様に見える山の樹f:id:mgmsmi0429:20161228085642j:plain

ヤクシカ、尻尾がふぁっふぁしてました。f:id:mgmsmi0429:20161228085732j:plainf:id:mgmsmi0429:20161228085850j:plain

着物の柄にありそう、綺麗だなぁ。f:id:mgmsmi0429:20161228085934j:plain
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夕飯は急な宿泊にも関わらず、沢山用意してくれました。
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口永良部島といったら伊勢海老。
当然の如く出て来ます。

2日分書く予定が、1日で長くなってしまったので残りはまた。

この日は24日、クリスマス。という訳で、

Fairytale of New York

Fairytale of New York

  • ザ・ポ-グス
  • ロック
  • ¥250

それでは、皆様ごきげんよう。

ヤクスギランドにて小宇宙

昨日はヤクスギランドに行って来ました。

お子様からお年寄りまで気軽に散策出来る屋久杉観光スポットとなっております。

バスを降りて目の前の小屋に入るとお土産やなんかが沢山置いてあります。

 

ん??なんだ?入口じゃないのか?

 

改めて外に出てみるが、

それらしいものは見つからず。

ウロウロした後に観光バスの裏側にこっそりと受付が在りました。

おい、待て、バスよ。

 

ぬーん、

 

そんなわけで、

小一時間で廻るルートで自然の営みに触れてきました。

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綺麗なところと言うのはどこも綺麗なので、馴れてしまうと何が美しいの分からなくなる節がありますが、

ここのところ引き込もっていたので、新たなる価値観を持って屋久島の自然に挑むことが出来ました。

また感動出来るから、引き込もっていた事もまた意味が有るってもんよ。

 

1番最初に目についたのがこちら。
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迷彩柄に隠れる蝶々、

蛾かな?

 

枯木、倒木の木目が凄く好きです。

 

薄々勘づいてはいたのですが、

自然なものが全く違うものに見えるのが好きです。なので雲は大好き

それで言うと、木目なんかは面白いのです。

ロングヘアーに見えるのが不思議。

下の2枚は同じ写真なんだけれど、全然違う物に見える。
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綺麗だなぁ。川の流れのよぉに~

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それから、植物の秩序あるのが好きです。

こないだのシダの写真なんか見てるとわくわくします。

これね。
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これは、写真で巧く伝えられないのだけど、綺麗に並んでいる様が可愛かったです。

 

マリオ・ジャコメッリという人の写真がそんな感じで、写真で気持ちが動いたのは初めてでした。

て言うほど写真展行かないんだけど。
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こんな感じのが、特に好き。

これは人が作った自然だけれども、更に自然なところで発見する秩序がなんともわくわくします。

葉っぱの葉脈とか、顕微鏡で見た細胞なんかは最たるもの。


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昨日は大きい木と言うよりも、苔や木目の小宇宙にほとんど気を取られていました。
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先程、久しぶりに読んだ知人のブログに元気をもらいました。

自分を善くする人だなぁ。

純粋なるプラスの波長は素晴らしい、元気になります。

Tinsel and Lights

Tinsel and Lights

それでは、皆様おやすみなさいませ。

屋久島総合自然公園とゆのこの湯

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どこかに行きたいけど海でも山でもなく。

どーしたものかとグダグダごろごろしていたのですが

ここだー!と思い付いて行って来ました。

 

屋久島総合自然公園」

宮ノ浦から白谷雲水峡方面に歩く事1時間、公園までの道のりは舗装道路横に苔むした歩道があり、サルスベリの朱に紅葉した葉っぱが綺麗でした。

 

昼過ぎに到着し、小川の横で寝転がって読書を。
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生まれ故郷の公園に似ていて何だか嬉し懐かしでした。

小川には沢山のおたまじゃくしがいました。

黒い点々が全てお玉さんです。

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コレが全て成長したら、そこら中で蛙と戯れる事が出来るってわけさ

下は芝生ではなく、苔と雑草でふわっふわ。

少し昼寝をして公園横の温泉へ行きました。


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町営「ゆのこの湯」

完全貸切り&1回づつお湯を張り直す為、基本的には予約制だとの事。

ここに温泉があるとは知らなかったので予約はしておりませんでしたが、一応突撃してみました。

すると丁度空いている時間だった為入れて貰う事が出来ました。
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五右衛門風呂とタイル張りの浴槽、両方共温泉です。

見た目はなんの変鉄も無いお湯ですが、ほのかに硫黄の香りとヌメりがあります。

類に違わずph値9以上あるアルカリ単純泉でお肌に優しい。

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受付のおじさんに町への近道を教えて貰ったので、帰りは別のルートを使い30分程で宮之浦に着きました。

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こちらの橋を渡ると帰り道。

 

空が余りにも綺麗で、絵の中に居るような感覚になりました。

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マグリットを思い出す空模様。

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こんな感じ

 

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海の近くなので川なのにエメラルトグリーンの水と砂浜。

 

近道ではあるけれども、来た道の方が趣があって好きでございます。

とは言え、写真を撮るのがとても楽しい帰り道でした。

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久しぶりに外に出ました。

それでは皆様、おやすみなさいませ。