古本屋を訪ねて
那覇の旅行中に古本屋さんに行きました。
公設市場の商店街にあるお店へ。
お店を探して歩いていると、人気の少ないアーケードの片隅に本棚を見付けました。
すぐ横には絵の描いてあるシャッターが閉まっており、お店は定休日かな。と思いながら
壁が一面棚になった様な本棚を眺めていました。
本は誰でも持っていける様になっていて、お店番らしき人も見当たりません。
その代わり、本棚のあちらこちらに張り紙がしてありました。
アーケードの中は風もなく、汗だくになりながら見ていると、何だか様子がおかしいな。と思い始めました。
欲しい文庫を3冊ピックアップしたところで、シャッターの裏側が入口なのかも知れない。と思い正面を探すことに。
裏通りから表通りに行くと、案の定本屋さんが有りました。
なるほどやっぱり、あれは店の裏だったのか。と思い、お姉さんに裏にある本が欲しい事を伝えました。
すると一瞬間、?な顔をしてあれは商店街で設置している公設の本棚で、読み終わった自前の本と、交換で好きなものを持っていってよいという事になっているらしい。
そう言われてみると、そんな事が書かれていたな。と納得、それなら仕方ない。
こちらの本屋さんを眺めてみるも沖縄関係の歴史や写真の本などが多く、これぞと云うものが見付かりませんでした。
一冊、私の好きなジャン・ジオノの木を植えた人が売っていたので此方を購入。
2日だけの旅行で手持ちの本も無かったので、買った本を置き欲しかった文庫を貰って来ました。
本来の目的の本屋さんではなかったものの、いい出会いがありました。
それでは皆様、ごきげんよう。