旅の重さ
旅の重さという映画を見ました。
1972年(昭和47年)10月28日公開
との事。
俳優陣の名前を見て知ってる名前は有れど、どれが誰だかさっぱり分かりませんでした。
それどころか、
うむ、岸田今日子ってどんな顔の人だったか知らん?てな具合で。
(か知らん。はマイブーム)
検索して若い頃の写真を見てみました。
なるほどなるほど、コレがあれであれがコレで。
そう言うわけで、感想です。
青春旅ものは私の大好きなジャンル。
愛嬌があって酸っぱ苦くて、若い時の感受性を思い出させる作品でございました。
私はもはや若く無いですが、すっぽりはまる台詞もあり、自分と重ねて見てしまいました。
一番気に入った台詞がこちら、
〜主人公が水平線に沈む夕日を見ながら、母へのメッセージを詠むシーン〜
「こうしていると、太陽と土と水と溶けあっけいくみたい。
そして、まっすぐに太く強く成長していくのが分かるの」
そーなんだよね~~!
いやぁ!本当にそうなんだよ!
見ながら一人頷いていました。
こちら小説が元の映画だそうです。
きっと、著者は旅に出た事のある人でしょう。
ヒッピー文化を満喫した後、大人になった方でしょうか。
なんと、この本は作者不明のまま出版され、
著者は知人に知らされて自分の作品が世に出た事を知ったそうです。
そんな事あるんですね、いやはやいい時代です。
それからも直木賞候補に三度連続選ばれると云うドラマチックな人生の著者「素 九鬼子」
情報が少ない方です。気になる
作品数が少ないので、気に入ったら全部読んでみたいです。
し・か・も
1977年から執筆していなかったのですが、幸いにして、昨年新作が出たそうな。
役者陣はと言うと、三國連太郎がいい味出していました。
こんな事言うと歳上の人に笑われそうですが、初めて三國連太郎の出演作品を見ました。
印象に残るいい俳優さんでございました。流石です。
音楽も最高で、吉田拓郎のギターが入った瞬間に映画の世界に入り込めます。
いや~。フォークって、良いもんですね~。
"吉田拓郎 -今日までそして明日から-"
それでは、皆様、
さよなら、さよなら、さよなら。