人生初の登山は縄文杉~白谷雲水峽でした。
この間の温泉帰りに、縄文杉行きたいなぁ、と思って調べておりましたらば、 登山口までの連絡バスが今月いっぱい。
そう、その日は11/29
え!明日まで!!
という訳で行って来ました、縄文杉。
11/30 のらりくらりと生活していたらもう11月も最終日。
荒川登山バス、運行最終日に滑り込みセーフで縄文杉へ。
思い付きの割にはいつもの持ち物でなんとかなり、良いものを揃えておいて良かったと思いました。
最寄りのバス停から5:15のバスに乗り込み、屋久杉自然館まで行き連絡バスで荒川登山口に向かいます。
鹿や猿がいる一本道、真っ暗な中、 標高が高くなるにつれ、車内の気温が下がって行くのが分かります。
山の上の、このピリッとした冷たい空気、本当に気持ちがいいなぁ。
6:15 登山口に到着しました。 この日は日の出が6:35分頃の予定だった為、持って行ったパンをかじりながら夜明けを待ちます。
6:40 日の出と共に出発
暫くトロッコ道が続きます。 枕木を避けながら歩くので歩き難いですが、途中からは板張りなので歩きやすい。 登山と言うよりトレッキングでした。
朝日が気持ち良い時間
屋久島名物「からかん餅」を食べる
広葉樹の黄色い枯葉が、一枚はらはらと落ちていくのを見て心が躍り、 枝に集まるキノコを見て感動したり、綺麗な景色を堪能しながらの散歩でした。
ちょっとした事が特別に綺麗な場所です。
倒木が歩道のギリギリで枝に阻まれ止まっているところが沢山有りました。 今にも落ちてきそう
2箇所目のトイレに着くとトロッコ道が行き止まりになりました。 何処を進むのか見回してみると、
こちら
ここから少し険しくなります。 年配の方々よくぞこれを登ったな。と感心。
その先にはウィルソン株と言う切り株があります。 9:00に到着
中が空洞になっており、祠があります。
祠の対面に立って上を見上げるとハートに見えると言う事で人気のスポットです。
屋久島と言えば苔、苔が綺麗です。
此処まで来ればあともう一息。
縄文杉までの道のり、大きな屋久杉を幾つか見ることが出来ます。
そして、10:00に縄文杉に到着しました。
縄文杉は優しい感じがする木でした。
個人的には大王杉の方が迫力があって好きです。 が、しかし、 大王杉の写真を撮り損ねました。
さくっと写真を撮って元来た道を戻ります。 帰りは下りが多く、ぴょんぴょん飛びながら駆け降りて行きます。 登山者が非常に少ないので、あっという間でした。 []
ウィルソン株再び 帰りは余裕があるので写真を撮りながら。 途中、10:30でしたがさすがにお腹ペコペコでお弁当を食べました。
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自然が作る芸術、すごい。 ↓アップ写真
帰り道は猿の横を歩きました。 襲われるんじゃないかと気が気じゃない 。お互いに
12:30 「楠川別れ」という分かれ道、はてどうするか。 このまま予定通りに帰ると、帰りのバスまで一時間以上待つ事に。
楠川別れから白谷雲水峽に抜けても、どうやら日がある内に帰れそうだ、と考え、ここでコース変更をする事にしました。
再び登りが続きます。 白谷ルートは登山者が少なく、道も険しいです。
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これぞ山登り、と云った雰囲気 縄文杉コースより俄然わくわくします。
途中、登山者とガイドさんに出会い少し話をしました。 太鼓岩を勧められたので、寄り道。
太鼓岩までは急斜面で疲れましたが楽しかったです。
ペロリーン
岩の上に登るときは、恐怖でしたが
なんと云う絶景!!
これは感動しました。 この日見た中で、絶対行くべきスポットナンバーワンでした。
1:30 太鼓岩から元の道に戻って来ました。 14:40分のバスに乗るべく先を急ぎます。
太鼓岩を過ぎた辺りからは白谷雲水峽エリアに入り、湿った場所や水場が多くなります。
此方がかの有名な、もののけ姫の舞台になった場所「苔むす森」
この辺り一帯、苔が一層綺麗に輝いて、ところ狭しと生えています。 今にも獅子神様が出てきそう。
くぐり杉まで来ると、先程会った登山者とガイドさんに再開。
バスに間に合わなかったら車に乗せてあげるよ。との申し出に、有り難くもあり、何がなんでも間に合いたい、という闘志を駆り立てられました。 くぐってサヨナラしてスピードアップ。
14:28 何とかかんとか白谷の入口付近に到着しました。
駐車場まであとわずか。 橋を渡ってから砂利道をダッシュで駆け抜け、14:40分のバスに滑り込み。
この日は色々が滑り込みでございました。
縄文杉ルートの往復が8~10時間。 白谷ルートは、通常の縄文杉ルート+1~2時間と言われているところ、
白谷ルートを通って太鼓岩も経由したにしては休憩含め8時間、驚異的なスピードだった模様です。
野生の血が流れているのです。 気持ち的には親鸞でした。
無事バスにて安房に帰還し、夜は友達と伊勢海老鍋。 ご馳走さまでした。
遊び尽くしました。
それでは皆様、ごきげんよう。