風来坊〜鹿児島編〜
こうして旅をしていると、普段分からない発見があるもので、
自分と他の人と、感覚の違いに戸惑う事もしばしば。
そんなちょっとした事が、過ぎ去ってみると愛しいと思えるのだ。
年が明けてから曇がなかなか切れなかったのですが、4日は久しぶりに綺麗な朝日でした。
さて、
この日1時半に、屋久島は宮之浦からフェリーに乗り込み、再び鹿児島へ来ました。
今回の宿は「鹿児島リトルアジア」と言うゲストハウス。
粗雑ですが駅近激安で、寝泊まりだけなら文句無しの宿です。
前回は町並みを見に出掛けなかったので、夜の繁華街に繰り出し鹿児島の日常に入り込んでみました。
鹿児島中央の駅前から、
コートを風になびかせ颯爽と佇む板垣退助の像を横目に橋を渡り、
かつて黒田清輝が桜島噴火の絵を書いた記念の像を過ぎて、天文館の目抜き通りへと。
なんだか像の多い町です。
天文館通りは何処にでもある繁華街。
隠れた名店もチラホラ有るようです。
私好みの小さなカウンターのお店は、年始の休みか大繁盛かで、何処も入店成らず。
小一時間程徘徊して、天文館からの帰り道「居酒屋 助さん」で焼き鳥とつぶ貝をつまみに晩酌しました。
特段美味しいお店、と言う訳では無いのですが、いいお店です。
一人でも大人数でも行けて、安くて安心感のある懐の深い、近所に欲しい居酒屋さん。
しかしながら、
いかんいかん、これじゃ旅の意味が無いではないか。
私は人と喋りたいのです。
てな訳で、再び鹿児島中央へ戻り、そこで見付けた立呑屋へ。
地元民の集うカオティックなお店でした。
何故か鹿児島でホッピーを飲みました。
そして何時ものように夜が更けて行くのでした。
それでは皆様、ごきげんよう。