死んだつもりで

どうやらブログを始めて1年が経ったようです。

あっという間の1年でした。

中身が濃く、よくよく振り返ってみると屋久島以前の出来事が、随分昔の事のように思い出せます。

 

あの時は、1年前は暗くて臆病な人間になりかけていました。

いや、なってたかな。

そこから、死んだつもりでやってみろ。の精神でこの生活を始めました。

 

想像もしなかった展開になり、いまや心身共に健康です

イケダハヤトさんじゃないけど、私も東京で消耗していたんだな。

今思うと謎な、謎の固定概念もあったしな。

 

中国で生活をしてみると、

ちょっと繁華街に出ると、体の一部が生まれつき不自由な人が缶を持っているんです。

お金を恵んでくれと言うことなんですが、

そういう人達がまだ当たり前に浮浪者として生きていて、目の前にいる。

沢山いるんです。

 

こう言う事が当たり前の国で、日本的な、余裕のある人間の感覚は通用しないんです。やっぱり。

可哀想、では無く、根本を知る事がどんなに大切か。

何故そうなのか、何故何故何故を繰り返していく事は大切です。

 

やりたい事をやってみるというのは、日本に生まれて今この時代だからこそ許される事で、誰でもが出来る事では無いのだと、心に刻んで。

今在るものを大切にしたいです。

 

私もあんな家に生まれていたら。

とか、私にもあんな才能があったら。

なんて無い物ねだりは無限に出来る、

けれど自分が持っているものにはなかなか気付かないものです。

二十歳を過ぎたら親の決めた家に嫁がないといけない時代でもなく、

選り好みしなれば仕事は幾らでもあって、健康な身体がある。

 

無い時代から有る時代へと変わり、日本は何でもが有る生活になりました。

何でもある時代からスタートした私は、なかなかその幸せを感じられなかったし、

散々無い物ねだりをして、あれも無いこれも無いと人を羨み

今はそれでもどうにか、私が持っているものを見ることが出来るようになりました。

 

持っているものを生かして、何か芯から心踊る事、それを探しているところでもあり、その真っ只中でもある。

 

1年前の辛かった事も、それほど迄に辛い事が無ければ、死んだつもりでやってみるか!なんて決意を起こせなかったでしょうから。

 

今となっては、ありがたかった。と言えるようになりました。

 

それまでの私は人の目や人の意見を気にして過ぎて、自分の意思で生きていなかったし、

過去から逃げたくて自分を大切にした事なんて無かったかも知れない。

どうだろう。

 

そして都会から、電波から離れた生活をして、今は精神的に安定し、色んな初めての経験をして、沢山の変わり者に揉まれ、多分強くなりました。

 

自分の過去から抜け出すには、自分が、

そんな事したらダメだよ!私は。

えー!そんな事出来ないよ!私には。

ってな事を、

やってる人はいるけど真似できなかった事を、

やっちゃうのが効果的なのかも知れません。

その先には、わくわくする禁断の果実が沢山あったりして。

 

自分の決めた価値観を崩壊させるべく。

否、

今までの自分を越えるべく!

 

 

こちら中国で生活する日本人の同僚は、生活環境の違いにそれぞれ色んなストレスを感じている様。

私はそれが全然無く、むしろ人間が活きていて、喜怒哀楽が人間らしくて面白いです。

 

先日、新人の女の子と夜道を歩いていると彼女が言いました、

街頭少なくて暗い…と。

ん!え!?そーなの!?暗い!!?

ちょっと此れについて考察してみました。

 

まず暗さと言う点で、この一年私は夜道がこんなに明るい場所に住んだ事が無いではないか、と云う事に気が付いた。

雲の多い日や三日月の夜なんかは、自分の手も見えない様な真っ暗な場所に寮があったのです。

だからとっても星が綺麗でした。

 

そう言う訳で、南の小島生活をした経験が、此処で役立っております。

言葉の壁だけを問題として、何のストレスも無く生活出来る。

経験に勝るもの無し、ありがたや。

 

与那国島は大陸に近いだけあって、本当に本当に中国に似ています。

特に深圳は気候も似ているので、そう感じる事が多いのかも知れません。

〜中国と与那国島が似ている事アレコレ〜

交通ルールがあるけど無い。

電気や下水道が発達していない。

ゴミはゴミ箱へ、と言う概念が余り無い。

容器やラップじゃなくて液体でも構わずビニール袋へ。

食べ物は粉面と豚肉。

 

などなど、まだ色々有るんですけどね。

何だかとっても似ている。

 

こんな些細な事の積み重ねがストレスになったりして、

違いと言うのは通常、あまり良くは受け取られない事が多いですね。

 

世界が狭い人ほど少しの変化に敏感になりがち。

あんまり変わらないじゃん。て思える様に

色んなものを見て、色んな方向から観察したいものです。

 

ぁ!忘れるところでした。

こないだ見た記事に面白そうな本を発見したので紹介します。

解説を読むと、内容は小沢健二の本と同じ様な感じかな?

オザケンのはちょっと読み辛いので、より分かりやすいといいなぁ。

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「なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?」

あたしゃ不安に感じては無いんだけどね、その時は過ぎましてね。

 

それでは皆様、お休みなさいませ。

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