高速道路に思ふ
中国は車の運転が荒い。
と皆さん口を揃えておっしゃる。
私は運転の事はよく分からないのだが、道路はガタガタである。
それで車中もガタガタするのかなぁ、なんて思っている。
今日はVISAの更新で公安まで高速道路を走った。
タクシーに1時間程乗っても1500円しないのです。
帰りのタクシーに乗りながら外の景色を眺めていると、どうやら深圳の地理にも馴れてきた様。
高層ビルを目印に、街の何処に居るかが分かる様になりました。
驚くのは、中心地にある鉛筆型の超高層ビルのてっぺんにクレーン車の様な姿が見える事。
あれはどうやって乗っかっているのだろうか。
工事中なのだろうか。
工事中でないにしても、どうやってあんなに高いところに行ったのか、どうやって乗っかって居るのか、不思議でなりません。
蓮華の辺りから高速に乗って我らがHUAWEIの基地へと行く道すがら、
バスがぐいぐい路線変更をして私の乗るタクシーの前に入ってきたのですが、その様子を見て凄く感心しました。
バスの運転の巧みさにはいつも驚かされるのです。
中国のルールの無いルール。
車の運転が特にそれを表しているように思います。
中国タクシーなんかに実際に乗って見ていると、60キロから、車が少ない時間なんかだと120キロ以上出す人も居て、思い思いのスピードで車線変更と追い越しを繰り返し、どんどん進む。
それだからか、渋滞にならない。
並の日本人では対応出来ないだろうと思うのです。
一言で言うなれば「自己責任」
中国に居て思う事はこれだ。
不当な事に遇って誰かに当たり散らしてもいいが、何も起こらないのである。
それなので、皆が自己責任に置いて運転もするのであろう。
危険だと思う人は運転しないこと。
逆に捉えると、出来るならいいのだ。
免許がいらないので、免許の無い私も電動バイクに乗っていいし、逆走してもいい、信号通りに走らなくてもいいのです。
出来るならばいいのです。
個人の判断力が有れば。
これはあくまでも電動バイクの場合であって、車が逆走することはないですけれど。
電動バイクはこちらで自転車と同じ立ち位置なのです。
そんな中国が、私は好きだ。
ピンクがかった雲が広がる
綺麗な夕焼けを眺めながら
バイクで風を切って走る
日常が輝いている幸せを
噛み締めるのです。
それでは、皆様お休みなさいませ。