五才迄の記憶、経験とか

1番古い記憶は何だろうか。

色んな思い出がありますけれど

どれも二歳頃だった様な、

いや、四才か五才かも知らん。

曖昧である。

記憶は沢山残っている方だと思う。

 

この子達もあんな風に思ってるんだろうなぁ。

なんて思うと子供の見方が変わってくるのです。

 

子供は、周りを案外と考えているし見ているもので、

大人になって変わった事と言えば、経験値だけでは無かろうか。

むしろ、五才頃までに過ごした時間、体験が、1番強く私の人間性に影響を与えたのだと分かる。

どちらにしても気質と云うのは不思議なものだ。

 

壁を登るのと、植物の観察が好きだった。

それで、何はなくとも、とりあえず空地の壁を登った。

出来るだけ高いブロック塀の、登り易そうなところを見繕って、上まで行って植物や昆虫を採取したものです。

 

一人だったので誰かに質問したり、虫の生態や植物の秘密を、人に教えて貰う事は有りませんでした。

答えを人から聞くのが凄く嫌いなのは、そうして出来上がった性格でしょうか。

危ないからと、私の大好きな壁登りを妨害するご近所さんが、たまに居られました。

危ないから止めなさい。と言われるのがとても嫌です。

私にとっては危なくないんじゃいっ!

と内心想うております。すいません。

 

変わってない、何にも。

 

 

まだ気持ちを言葉に出来ない頃、

よく駄々をこねて泣き喚いたものだ

あれは確か、

「母よ、私は寂しい、今すぐ抱きしめて、愛していると言ってくれ。」

と言う意味だ。

 

大人にとっては忌々しい駄々っ子、

別に何が嫌って事は無いのだ。

もし、言葉が喋れたら、こう言うであろう

「全部が嫌です、母よ。あなた以外は。」

 

喋れたら、笑えるな。

全部てオマイサン、馬鹿かーい。て

 そしてちょっと嬉しいはずだ。

 

私はラジカセが大好きでした。

よくカセットで音楽を聞いて歌ったものです。

薔薇が咲いた、山口さんちのツトム君、が私のヒット曲。

我が家はあまりテレビをつけなかったので、代わりにラジカセと本が沢山。

子供にとっていい環境でした。

 

兄は家の中の本を全部読んだと、当時言っていましたが、本当だろうか。

私が当時読んだのはほんの一部でしたが、大人になってから、家にあったのと同じ本を図書館で借りて読んだりしています。

 

 

近頃、物心つく迄に本が当たり前に有る生活は大切だと思うのです。

深センの本屋さんに行って、思いました。

音の出る本では無く、音を紡げる本を買ってあげましょう、と。

 

心の傷と、幸せの記憶、

鮮烈な思い出は、その後の人生を左右するであろう。

私がそうであったように。

 

幼い頃と云うのは、楽しいとアドレナリンの量が尋常じゃない様で、一寸した事が異常に楽しかった様に思う。

悲しい事も然り。

 

昔の記憶が無い人も居るので、分かって欲しい、と常々思う事の1つです。


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それでは、皆様お休みなさいませ。