風来坊~香港編~
時間が経ってしまったけれど、香港の日記を。
ハノイから帰ってきて香港空港で考える。
帰るか、観光するか。
暫くボヤーッとして買い物へ行くことにした。
今回は、空港からバスに乗り一路、中心地へ。
広東語なので車内アナウンスも全く分からない、深センから近くなのに知らない国に来た不思議な感覚。
何処で降りたらいいのか、むしろ何処に行こうか。
地図とにらめっこしている内にどんどん皆降りていくので、最後の一団と共に下車してみる。
降り立つがそこは街の中。
何を観光したいでも無いので、さ迷い歩く。
ふと、
タイ料理屋に入りWi-Fiを借りてトムヤムクンヌードルを食べ、
ふと、
帰るのが面倒になり宿を探す。
思いの外普通の値段まで値下がりしていたので、近場のゲストハウスを予約。
前に見たときは国慶節中、ドミトリーでも1万円近くなっていたのだ。
泊まったのは重慶大厦(チョンキンマンション)のゲストハウス、バジェットホステル。
重慶大厦はゲストハウスがアホほど入っている建物で、日本では「深夜特急」に出てくる事で有名だそうだ。
深夜特急はインドだかどっか迄読んで飽きた口です。
当時アジアに興味無かったから。
なかなか複雑な造りで、迷いながらもバジェットに到。
すると、そこはインド人が営む宿でした。
ムスリムの人は優しいから変な中国人より安心、とか思いながら部屋へ案内してもらうと、ドアを開けた瞬間スパイシーなカレーのいい匂い。
そして客室は同室全員男。という事が判明。
流石に女が私一人のパターンは初めてだったので、入った瞬間「げっ」ってついつい言ってしまった。
欧米人が二人、ロシア人はどーのこーのと話をしていた。
お風呂に入ろうと思ったけど何だか落ち着かないし、コンセントの変換が必要だったので街に繰り出し近所を徘徊。
どこもかしこもショッピングモールや薬局ばかりで詰まらないので小一時間で宿に戻りました。
洗濯機の上にグシャっと積まれたバスタオルを一枚頂戴してシャワーを浴びる。
泊まる予定じゃなかったので、ノーパン。
でもでも~、インナーパンツ付きのショーパンだから大丈夫だもんね~。
なんつって意気揚々とバスタオルをまた適当に放り投げておいた。
多分これが正解パターンだ。
隣ではインド人が夕飯のカレーを作っている。
たまらーん。明日はカレーだね。
カレーの匂いに包まれながら就寝。
暫くして、
夜中に客室のドアを開け放ち、そしてそれなりの声で電話をし始めるインド人。
新たな客が来たらしい。
後に満室になったドミトリーは静かに夜が更けていった。
朝はゆっくり11:00に起床
重慶大厦の一階でカレーをば。
尋常じゃないライスの量だ。
こんなに食べれないよ。と思ったつつ、美味し過ぎて殆んど食べてしまった。
重慶大厦内に有るインド人が営む商店にて、北インドのレトルトカレーとチャパティを買ってみた。
帰ってから食べてみるとコレがまた美味しい。
香港にはオーガニックの商品を扱うお店が沢山有る様なので、食料を買いに香港の「香港」へ。
YMCA…!!
タクシーが古い車種を塗り直していて可愛いのです。
観光名所らしい。時計台
可愛いアイスクリーム屋さん。
売っているアイスクリームは激烈に小さい。
フェリーへ!!
アジア人の中年おっさんが着るセーラーは何とも言えない魅力が有る。
見よ、この足の角度。
船内は広くて、背もたれは可動式であった。
尖沙咀から中环へやって来ました。
広東語なので読み方は分からない。
ここで日曜日にファーマーズマーケットが開催されている様子。
惜しくもその日は土曜日。
オーガニック食材のお店を探して歩く。
中环は坂の街です。
坂の途中で皆が写真を撮っている。
見るとストリートアート的なものでした。
一服しに店から出てきたオサンが気になって壁を撮り忘れました。
「ジャストグリーン」なるお店でしこたま買い物をして帰路につくかと思いきや、バス停迷子。
タクシーのかわいさよ。
ゴチャついた街並みは最早綺麗なのかも知れない。
通りで見付けたパタゴニアにて香港限定Tシャツとランニングパンツを衝動買い。
私も遂に、憧れのパタゴニアで洋服を買えるだけの人間になれました。感涙
ここ数日であっという間に秋になりましたが、来年着るから、待っててねパタゴニア。
帰りはこの辺からバス。
形點Iにて乗り換え。
このミニバスに乗ろうと思ったらなかなか来ないので、やめた。
B1(普通のバス)に乗ってイミグレまで行きました。
バスだけで帰る予定が、このB1がバスのイミグレ乗り換え駅をスルーしやがったもんで。
止まる気無いんかーぃ!
止む無し、電車の駅まで行きました。
そんなこんなで最後まで無計画、なるがままな、そんな二日間でした。
それでは皆様、おやすみなさいませ。